狂うまで夢日記

人間不適格

2020年 J1リーグ第3節 vsサンフレッチェ広島

 

おはざいます。

今回は趣向を変えてサッカーのブログを書きたいと思います。

サッカー詳しく無い人は無理です。今回は付いていけません。トリニータに詳しく無い人もマジで訳分からん内容だと思います。でも極力わかりやすく説明したんで見ておくれやす。

 

あとツイート貼っつけたら、日時の所を押してツイッターアプリで開かないと動画が見れないようになってます。各自対処の程お願いします。改善出来そうならしときます。

 

今日の対戦相手は開幕戦で強豪鹿島を3-0で捻り潰し、イニエスタ擁する神戸を3-0で叩きのめした強敵、サンフレッチェ広島でした。

去年の対戦成績は1勝1分け1敗と、字面で見ればイーブンに感じますが、勝ちは天皇杯でのPK勝ちでしか無く、引き分け相当のもの。リーグ戦ではどちらも奮わず塩漬けの試合を喰らわされた立場であり、僕が勝手に任命した「まあ勝てないチーム四天王」の一角を担っています。(他メンバーはセレッソフロンターレ、F東)

 

大分のサッカーのスタイルとして良く用いられる言葉が「疑似カウンター」。最終ラインでボールを回すことによって相手をひきつけ、空いた後ろのスペースをロングボールで狙い速攻を仕掛けるという形。この形で一応J1まで来ましたが、前プレスをかけてこずに、冷静にブロックを敷いて守るチームには滅法弱い訳です。

 

そんなサンフレッチェ広島のスタメン

U-23組の大迫、森島を筆頭に、日本代表常連の佐々木翔、森島。オマケにあの浅野の弟の浅野がいるという贅沢っぷり。控えには憎きロティーナの教え子である井林が控えており、たまったもんではありません。

 

一方大分トリニータのスタメン

トリニータにタレントいねんだわ。

最初は何だこのスタメン!?ってなりましたし、3-5-2か?と訝しんだんですが、普通に考えて右WBに特別指定の井上、シャドーに町田と渡だろうと。いやでも?なんか4バックやってるらしいって話聞くしなあ…とか思ってたけど、実際にその通りでした。だいぶフォーメーション検定を外す事が無くなってきた。偉い。

 

伊佐はJ1の強度である程度やれるんじゃないか?とは去年の磐田戦で感じましたが、何せ磐田が磐田だったので、広島戦は伊佐くんの試金石になるだろうと感じていました。あとは左WBに田中達也が戻ってきたのが個人的には嬉しかったです。この前見せた香川のアシストはヨダレ物だったのですが、どうしても攻撃の停滞感が否めなかった点もあったので(守備での貢献度は物凄い物があったけれども)、ここのチェンジはタダのターンオーバーでは無いぞ?と行った感じ。積極的なドリブルで攻撃参加してくれ。

 

で、前半、親の顔程みたようなビルドアップのミスから失点。お妾の田中達也さんがパスミスしなさったので、私はリビングで泡を吹いてしまいました。

ここの失点シーンですが、一番奥の選手であり、積極的な攻撃参加が持ち味の岩田が高いポジションを取っていたので、中央のDF鈴木が十分にシュートコースを絞る事が出来なかったが故の失点です。これは相手の真ん中に早く強いシュートを打つという心掛けと、思い切りの良さを褒めるしかありませんね。脱帽。

帽子脱ぐ前に思ったんですけど、今日はサイドにパスが寄った時にサポートがあまり無かったんですよね。意図的にしなかったのか、はたまた湿度と温度を前に足が動かなかったのかは知りませんが、サポートが薄くなった為に度々ボールを失うという事が多かったです。はい、ここで脱帽。

 

あとはサンフレッチェお得意の塩漬けサッカーです。ちんたらバックスでボールを回して、散らし役のボランチに入れたかと思ったらサイドを経由してバックスに戻してという、追加点を取る気0のサッカーを見せられました。そうした中で偶にある楔のパスは、前線にいる外国人選手にある程度収まる物の、体を張ったシュートブロックや的確なコーチングもあり、ゴールラインを割らせませんでした。

そうした中で前線でタメを作り、ボールを散らせていた町田が前十字靭帯?を痛めて負傷交代してしまいました。個人的には似たようなタイプの三平が入るかなって思っていたんですが、守備型WBの香川を入れ、攻撃型WBの田中達也を一列上げてシャドーで起用する事に。しかしこうする事によって、1.5列目にボールを受けれる選手がいなくなり、攻撃に停滞感が出てしまいました。

前半の前半で一つ気になったのが相手GK大迫のファンブルの多さです。スリッピーな芝というのもあったのでしょうが、ボールを落とす場面が多々見られ、「これは詰めていればワンチャンスあるぞ?」といった雰囲気が漂っていたものの、結局上手いことチャンスが溢れて来ずに、そのまま前半を1-0で折り返します。ここでもう負け確定みたいな雰囲気漂っていました。

 

後半頭からトリニータは動きます。前線で十分に活躍してきた伊佐に替えて、中3日の知念を投入。更に前線の強度を上げます。伊佐はポストプレーとしては及第点と行った所でしょうか。物凄いプレーをした訳ではありませんでしたが、僕が伊佐に求めていたラインはきっちり超えてきました。しかし交代した知念が凄かった。ボールがまあ収まる収まる。ハイボールは頭や胸トラで落としてくれるし、足元のボールはキープしてサイドに流してくれる。素晴らしい。

前半は右サイドで高い位置を取りすぎていて、少しチームから浮いていた特別指定の井上君もボールに沢れるようになり、良いシュートも一本出て、緊張がほぐれて来たかなあという感じでした。

しかし流石はここまで無失点の広島守備陣。形成されたブロックの外側でパスを回すことしか許されず、ただただ時間が過ぎていきます。

選手交代で流れを変えたい大分は、イマイチフィットしきれて居なかったストライカータイプのシャドー渡に替えてサッカーIQの高い三平を、研究されてきた田中達也に替えて、小柳ルミ子の縁戚である高澤を、バテていた右WBの井上君に替えて、右CBが出来てJ1の強度でどれだけやれるか試したかった小出を入れて、大分のストロングである岩田を一列上げて右WBにしました。ちなみに私は、岩田はCBでのオーバーラップが魅力であると思っているので、岩田WBは反対派です。ただ、ドリブルタイプの田中達也を右WBに回すと、一人でいっちゃって岩田が上がる隙が無くなっちゃうのでそれは考え物だと思います。

この交代がハマりまくります。右CB三竿の高めの位置からのアーリークロスに、バイタルで浮いていた高澤がスルスル〜っと抜け出して、そのままバックヘッドでゴール

このシーンですが、ポイントは足が攣った野上に交代して入った、DFラインの手前から三番目で中央に位置する、あの、あの、ロティーナの教え子、井林にあります。アーリークロスが蹴られた後、中央CBの井林がキーパーの方を指さして何か言ってます。恐らく「キーパー!」でしょうね。大迫は自分のボールだと思ってパンチングすらせずキャッチしに行きます。結果高澤の頭が先にボールに触れ、無人のゴールへ。しばらく控え暮らしで試合勘の無かった井林に助けられました。

点を取った高澤が素早くボールを回収しリスタートしたように、トリニータは勢いを増して行きます。右サイドから崩して高澤のハーフボレーがあったりと、スタミナ切れでバテて来た広島を攻め立てます。90+2分、前を向いた知念がいい位置でファールを貰いFKのチャンスへ。蹴ったボールはファーサイドに流れ、そのままキーパーがキャッチ。大迫はリスタートを急ぎバックスタンド側にスローイングします。終わったと思いました。完全にベルギー戦のカウンターです。カウンターが始まった瞬間に失点を直感しました。

そうしたら流れたスローイングを素早くカットし、テンポ良く繋いでサイドから香川のグラウンダークロス。絶好のチャンスを知念がスルーし(その姿に、ルカクを見た)、ニアに走り込んで来た三平が冷静に決めます。まさかの逆転劇に大迫はバタンキュー。まあ、気持ちはわからんでも無いかなあ。

 

今日は皆が諦めずに、丁寧に粘り強くやったのが、良い方向に働いた試合でした。悪い方向に働いたら、後ろでチンタラバックパス回してたら時間切れで負けるみたいな感じですね。よくある奴。

走りまくった左サイドの三竿と香川。斜め後ろから100点のシュートブロックをした鈴木。中3日にも関わらず細かいポジション取りを怠らなかったボランチの長谷川と小林。相手のDFと競り続け疲弊させた伊佐と知念。途中出場の中でもゲームの流れに上手く乗れた高澤と三平。そして何より、ハイネルの強烈なシュートを弾いたクロスバー。今日はクロスバー選手のおかげで2-0にならず、ツマラン試合にならずに済みました。おおきに。

 

試合が終わってみればA磐田2点目のようなアーリークロスに、ショートカウンター一発という、これまでにあまり無かった形からの得点ができ、戦術の幅の広がりを感じさせる試合でした。

次はホームでイニエスタ率いる神戸戦です。なんか、佐賀相手にしょっぱい試合をしたらしいと聞いていたんですが、得点シーンだけ見たらJのレベル超えてます。こんなんどうやって防げっていうねん。

ウイイレかな?まあ勝てるように応援がんばります。

 

まあ、初めてのサッカーブログなんで、これぐらいで。ばいちゃ。