狂うまで夢日記

人間不適格

一日、一年、四年

はじまって、終わる。

例えば今日というのは、厳密にはAM0:00からなわけだけども、体感としては起きた瞬間からが今日。それは例えば、朝の5時からだったり9時からだったり、はたまたお昼過ぎからだったりする。今日は友達と徹夜でポケモンしてたから(途中ちょっと寝ちゃったけど)まだまだ今日って感覚は無い。

でも、そうやって1日が始まって、今日の眠る時間までが今日。それは例えば、今日の11時までだったり、明日の2時までだったり、はたまた……

一日を長いと取るか、短いと取るかは人それぞれな気がするけど、自分は短いなあと思ってて、何故ならそれは、ベッドの上でスマホをイジってたらすぐに終わってしまうから。

でも、そうやって生きていて体感した雰囲気から総括すると、一週間はすぐだし、一ヶ月はちょっと長めだけど、やっぱりすぐだし、一年はほんとにすぐ。そんな感じ。そうやってあっという間に時間が過ぎて行って「今年も桜の季節かあ」とか「金ローでやるサマーウォーズ見るの何回目だっけ」とか「やっぱこの季節は若者のすべてだよなあ」とか「今年のボジョレーヌーボーも例年以上かあ」とか、そんな事を思う。そうやったらあっという間に1年が終わる。合間合間に、しんどい事と、愛すべき事を挟みながら。

大学に通うためだけに西条に来て、踝まで雪が降る日があったり、大雨でコンビニから食べ物が無くなる日とかがあって、そんなんがありながら、色んな人と仲良くなって、仲良かった人とすこーしだけ、別に何かあったって訳でも無いのに疎遠になったりして。また別の、新しい人と仲良くなって、ずっと狙ってたあの子に振られて。そんな事してたら、あっという間に4年が経ってしまっていた。ん?言うほど、あっという間だったかなあ。

例えば無作為に切り取った一週間は、ダラケた一週間の可能性が高かったかもしれないけど、無作為に切り取った季節ごと(言うなれば3ヶ月ごと)は、まあまあ充実というか、濃厚な体験をしてたんじゃないかなあと思う。それは、時間が増えたから、経験の絶対量が増えたという訳では無く、純粋に経験した事に時間のばらつき、偏りがあるってこと。何が言いたいかって言うと、なんだかんだ実り有る季節を過ごせました、ラブユーってこと。

 

皆は1年の区切りはどっち派?1/1派?それとも4/1派?自分は4/1派。古い年と、新しい年と、両方を満喫出来る方が楽しいと思ってるから。それに冬よりも春の方が、人の入れ替わりが激しくて、出会いだったり別れだったりがあって区切りって感じがするから。

だから、もうすぐ1年が終わる。あと1週間とちょっち。いつもの理屈で行くとスマホイジってるだけで終わっちゃう。うーん、それはちょっとだけ寂しい。だって、今年は大学で出会った人達とお別れの年だから。自分は病気のせいで、もとい病気を言い訳にして逃げたサボり癖のせいで、4年で大学を卒業は出来なかったけど、結局は地元に戻るし、就職した人は日本の色んな所に(ひょっとしたら、いきなり海外に行く人も居るかもしれない、それはとても凄い事だ!)散らばって行って、多分、もう二度と会わない人も居ると思う。廊下とかであったら、まあまあ話し合ったって間柄でも、会わない人は居たりするかもしれない。

でもそれは、悲しいってだけの事では無くて、そうやって人の世は出会いと別れという大きな輪っかに従って回って行ってると思うので、必然とまでは言わなくても、ある程度、社会を健全に回す為には、必要な儀式なんだと思う。(実際問題、皆の動向がどうこうってのはツイッターとかインスタで見れるしね)

大学来て、最初は「偉い所来てしまった〜、全く自分と感覚合わんのんに、皆はしゃぎまくっとる〜〜終わった〜〜〜〜」とか思ってたけど、多分、当時の1年生の自分が見たら、今はもう、はしゃいでる側の人間だと思うし、実際にかなり、楽しくやってきたと思う。

でもそれはひとえに、自分が場の空気を乗りこなすのが上手かったんだぜ〜って自慢とかじゃなくて、優しくしてくれて、嫌味にならん程度の温かい助言をくれた先輩達とか、馬鹿やったりしても、シラケた目で見るだけで決して突き放したりせんでくれた同級生だったり、アホほど厄介して、ダル絡みしたのに何だかんだ構ってくれた後輩だったり、そういうのに支えられて、死ぬ程楽しくはしゃげたって訳です。本当にありがとう。

別に、教訓めいた事を学んだ訳では無いし、人生の礎となる大事な大事な何かを手に入れた訳では無いけど、大袈裟に言わずとも楽しかったです。途中でちょっとバテちゃったのが反省点かなあ。あそこでバテなかったら、もうちょっと大学出た後が楽になってたかもしれない。

これ書いたのが3/21の朝、西条を離れるのが3/23の夕方。あと3日、散歩したり、今更だけど、色んな人をご飯に誘ってみたりしよう。夏に集中講義取りに戻ってくるのが恥ずかしいけど、まあそれは一度置いておいて、今を愛そう。