狂うまで夢日記

人間不適格

今日昼寝の最中に見た、夢

昼寝の最中に(もなかではない)、3回ぐらい同じ夢を見ました。久し振りに書くか〜、夢日記

 

 

酒飲んだ後の煙草の味が格別だった。

まあ、なんで酒飲んだ後って解ったかなんて解らなかったけど。

彼女に出してもらったワインの味が好みじゃなかったから、口直しに2本吸った。それが彼女の気に障ったんだろうけども渋い顔をされてしまった。

だから自分は逃げるようにベランダに出て、そこで煙草を吸うことにしたけど、彼女は部屋干し派だからスリッパなんかおいてなくて(自分の家には二足あるのになあと思った)、裸足で出る羽目になってしまった。

流石に三月と言えどまだまだ夜は冷えるなあ、冷えは万病の元やん?打ちっぱなしのコンクリートから伝わってくる冷気が胃袋と頭に残っている熱を取ってくれて、自分もいささか冷静になった。

「まあ、自分は慣れっこだけど、部屋に変な匂いが付くのは嫌よねえ」とか思いながら、アメスピの箱をポッケに仕舞って、静かに丁寧に摺りガラスの仕切りをスライドさせた。

ガラガラって音に被るように、彼女は足元を払うよう言ってきて、後は黙って綺麗な栗色のボブの髪の毛を弄っていた。

いつもは国道沿いのツタヤでDVDを借りてから映画を見てるけど、今日は金ローでやる映画を見ようって話になってた。「たまにはそうやって目先を変えるのも必要だと思わない?」だって。自分は15分おきにCMが入って、その都度感想を言ってしまえるのが楽だなあと思った。

何をするかは二人とも知らないで、これで一回見た事がある映画だったらシラケちゃうなあ、なんてって思ってたけど、テレビがやりはじめた映画は彼女が絶対選ばないような(彼女は古い洋画を好んで見る)怪獣映画で、ちょっと安心した。感情の機微もへったくれも無いような、B級映画丸出しのチープなストーリーには二人共苦笑いだったけど、迫力満点なCGには目を引かれたし、グロテスクな殺戮シーンには、ちょっと身を寄せあったりした。

それから自分はベッドに行きたい気分になったし、実際喉元まで言葉がでかかったけど、あけすけに誘われるのを彼女は嫌うし、世間一般の常識、マナーに従って、シャワーを浴びる事にした。リビングを出る時には勿論「シャワー浴びてくるね」としか言わなかった。彼女が熱いシャワーを好きだったのをうっかり忘れてて、そわそわした、腑抜けた頭でハンドルを捻ると、かなり大きな声が出てしまった。

タオルや替えの下着やらを持ってきてくれた彼女はクスクス笑ってて、なんだかイジワルだなって思った。でもまあ、脱衣所まで入ってきてくれてる、それすなわち今日はOKってサインな訳であって、現金だからか心が踊ってしまった。どんな事しようかなあ。なんだか柄にも無くロマンチックな気分なんだよなあ、自分。

 

入れ替わりで彼女がお風呂場に入っていった。彼女も待ち遠しいのか知らんけど、ハンドルを捻った音のすぐ後に、「冷たっ」って聞こえて来て、仕返しのつもりじゃなかったけど、少し面白いなって思ったし、申し訳無いなとも思った。

テレビを付けて何となくニュースを見ると気が滅入ってしまう。誰が死んだ、誰がどんな薬物をキメていた、悲惨な事故が起きた、こんなにも劇的なホームランが出た、全部どうでも良かった。でも最後に、明日は暑いらしいってブラウスを羽織ったキャスターが言ってて、なるほどそれはなんて有意義な情報なんだ、と思った。河川敷を散歩するのも良いかもしれない。

車のCMが流れて(それは友達の持っている車の新型だった)「あー免許取って鎌倉とかに出掛けても良いんかもしれんなあ」なんて思った時に、彼女が上がってきた。イケイケなベビードールを着ていて、それにかなりムラっと来たけど、それを悟られんように「髪乾かす?」って聞くと、さっきの比じゃない程渋い顔をしたから、こっちの気も知らんでと思いながら、しっかり似合っている事を伝えた。

自分が彼女の髪を乾かす間に彼女は歯を磨いて、髪が乾いたらその後で役目を交換する。いつの間にか二人の間に出来た決まり事だった。自分達は決まり事とかを毛嫌いしていたけど、二人とも幸せになれるんだったらOKってふわふわした、そういう感じで楽しんでいた。

 

もう夜だから、すっかり静まり返ったマンション三階の角部屋は、遠くに走ってる都市高速の音しか聞こえないで、だけどそれが無性に心地良かった。そうやって自分がテレビの電源を落として、彼女が部屋のライトを消した。そうやって土曜日に変わって、30分ぐらい経った後に、二人の金曜日が始まって、週末に流れ込む。明日、彼女はバイトだから、首筋にキスマークを付けるのは良くないな。そんな事を思いながら、自分は寝辛くて嫌いで、彼女だけが好きな豆電球だけが付いた部屋で、二人で寝るには狭すぎるベッドで眠った。

明日は朝から暑いらしいから、終わったら少しだけ窓を開けようねって言い忘れたのを、汗だくで起きてから思い出した。ぬるいシャワーを浴びてたら、もう一回彼女が替えのタオルを持ってきてくれた。

 

ふぅ〜〜 コケティッシュ〜〜↑↑