狂うまで夢日記

人間不適格

タイトル思いつかなったけど見てよ

駅から徒歩2分ぐらいの所に住んでる。各駅停車しか止まらないような小さな駅だけど、乗換駅だから線路は東西南北に伸びていて(これは凄く便利なんだろうけど、あまり外出をしない自分には縁が薄い事だ)多い時は上りが、1時間に20本以上もやってくるような駅。

最寄りの駅は地下鉄では無いし、掘割になっているから電車の音が良く響く。駅に到着する音と、駅から出発する音と、たまに特急や快速が通過する音。その音どれもが10両近い長さの列車で、中には人がビッシリ詰まってるって考えると、滅茶苦茶に怖くなってくる。鉄の塊の内側に、(あのペラッペラな銀色はステンレスやアルミニウムの類いなのかも知れないが)人間が持つ膨大な熱量や、活力や、生命力が漲っていると思うと、少しだけ電車が嫌いになる。というかシンプルに怖い。

毎回毎回音を出して、僕に存在をアピールしてくる忌々しい鉄は、朝の4時半過ぎぐらいから、次の日の1時過ぎまでひっきりなしにやってくるし、けたたましく警笛を鳴らしたりもする。

「これだけの人間が社会生活を送っているんだよ!」「この中には遊んで帰って来た人も、仕事から帰って来た人も、両方乗っているよ!!」「今日お前は俺に乗らず、一日何をして過ごしたんだ!!!」電車の音がそう聞こえ始めたら終いだけど、マジですぐそこまで来ている。

 

前に鬱でくたばってた時は、寝ると明日が来るのが嫌で中々夜に寝れず、目が覚めてもまだ夕方って理由だけで昼寝ばっかりしていたけれども、今は電車の音がしなくなると明日が来るみたいで、それが怖すぎて早寝をしてる。

職場で無理くりに明るい自分を演じるのが嫌で、仕事に集中して生活が疎かになるのが嫌で、その仕事すら到底満足の行く出来じゃないのが嫌で、嫌で、嫌で、どうしようもなく嫌だ。明日が来て欲しく無いと思い始める手前。

 

最近は「中途半端な人間の完成具合で大学を出ると、却って"大学卒"というのが足枷になるんだな」と思うようになってきた。外せはしない呪いの装備だ。

3ヶ月の間に「大卒の癖して○○だな」「大卒なのに〜〜が出来ないんだな」「大学で△△はやらなかったのかな??」みたいな事を何度言われたか覚えてないけど「ここまで擦られるなら大卒じゃ無くて良かった」と思うようになってきた。大卒って英語と数学が18の時に出来たかどうかの指標でしかないから、技術職系の現場では重要視されないだろうとは考えていたけど、ここまで擦り倒されまくって何なんだという感情しか沸かない。

大卒をひけらかした覚えも無いし、誰かと学歴に関する話をした覚えも無い。履歴書に何処何処大学ですって書いただけなのに。(大学名を書くのは、電話番号や氏名を書くのと同じぐらい当然の事なのにね)

報連相を行うと「わざわざ俺に話す必要あったか?」と詰められてしまうので、報連相を別の上司に行って許可を貰っても、トップの人の意に添えなかったら怒られる。別にミス(?)を怒られるのは仕方が無いとは思うけれども、報連相を行っていれば確実に防げたのにな、と思うと少し寂しい気持ちになる。「わざわざ俺に話す」べき事案のラインを擦り合わせる為に何度か質問しようとしても「お前は本当に自分で考えないな」と詰められる。これまでに確認してきたラインでも、その人の機嫌によって大きくボーダーが変動するので、仕事をする際にご機嫌を伺うのがファーストになっているのもある。そういう本質に関係の無い所にリソースを割いていると、出来るか出来ないかという線上の事は、大抵出来ない。

 

メンタルがぶっ壊れるのが先か、異動になるのが先か知らんけど、メンタルが一回壊れただけで(おまけにアレは少壊れだったのにも関わらず)1年半近くは屍になってしまうので、自分を労らないといけないとは思う。でもやっぱり、もう少し理性的な人と働きたいし「尊敬出来る所"も"ある」みたいな人の為に頑張ろうと思うほど、人間が出来てないと気付けた。

 

せっかくこういう職に付いたので手に職だけじゃなくて、資格も取ろうと思って調べたら調理師免許は実務経験が2年ないと駄目らしく、この生活をあと7サイクルか……って思うと、到底できないようにも思えるし、意外と行けそうな気もする。でも、メンタルストレスは蓄積で、突然爆発したりしがちだから、怯え続けるのには変わらない。

俺が怖いのは鬱病が再発する事。それに伴って生産性の無いベッドの上で転がるだけの日々が続く事。鬱病になる為に鬱病を治したんじゃないかってぐらい、綺麗な再燃曲線を描いている。こういうのは思い込みで、一回そうかもと思うとズルズル深みにハマってしまう。

 

 

こうやって文を書いてるうちにも電車は上下合わせて20本以上来て、途中で数えるのを辞めてしまった。でも、会社の借り上げ社宅に1万で住まわせて貰ってるから、本当に何も文句が言えない。

 

纏めると、人間の形が保てなくなって来ているので、東京へ遊びに来た際は気軽に声を掛けてくださいって事。あ〜あ、タイトル何にしよっかな。